回転軸のシール技術として、メカニカルシールは欠かせないパーツですが、
有効な状態監視技術が市販化されていないのが現状です。
そのため、
・シール面からの漏れなどの突発故障が発生
・実際は健全な状態であるにも関わらず、シールを交換する無駄が発生
といった損失を招く可能性があり、設備管理上の悩みの種の一つになっています。
その中で、AE(Acoustic Emission)信号の分析が、ドライタッチやスプリングの
まだ読み込んでいる途中ですが、結論は以下の通りです。
①シール面の摩擦によって、270±35kHzのAEが発生する。
②AEのRMS値は回転速度依存性がある。
③健全状態と故障状態のRMS値は大きく異なる。
④周波数領域の分析結果は、時間領域の分析結果(RMS値)とよく一致する。
今後の商用化に期待が高まります。