スマート保安とは…
「産業の安全確保」を目的に、
「急速に進む技術革新」と「少子化」を的確に捉えつつ、
「産業保安の規制」と「産業の競争力強化」の観点に立ち、
「官・民が行う産業保安に関する、主体的かつ挑戦的な取り組み」
と定義されています。
より具体的には、
①IoTやAIなど安全性を高める新技術の導入(科学的根拠による客観的な判断が大前提)
②現場における創意工夫と作業の円滑化
などにより、安全性と効率性を常に追求するものです。
スマート保安の導入は、検査にかかる人手の削減と、保安力向上という2つの課題の
解決を図ることを目的とした取り組みです(下図のイメージ)。

一方、残念ながら、新たな技術を導入・適用すると万事解決!とはならないのが世の常であり、
必ず別の問題や弊害が発生しますので、これらのバランスを取るためのルール作りは欠かせません。
この点については後日触れたいと思います。
(出展:高圧ガス保安分野スマート保安アクションプラン/令和2年7月 スマート保安官民協議会 高圧ガス保安部会)