回転機械の振動による状態監視の落とし穴①

回転機械の状態監視方法として、
・振動法
・AE (Acaustic Emission)法
・ショックパルス法
・潤滑油分析(鉄粉濃度、フェログラフィ、SOAP)法
・電流兆候診断法
などがありますが、中でも振動法は軸受やギヤなどの損傷や、アンバランス、ミスアライメントなどの構造異常など、幅広い異常事象が検知でき、測定・診断が簡便で技術的にも成熟していることから、最も広く適用されています。

近年では無線振動センサの普及により、より手軽にオンライン監視ができるようになってきました。オンライン振動監視をはじめるにあたり、いくつかのポイントを紹介します。

その①:センサ取り付け場所
振動は伝播の過程で必ず減衰します。周波数が高いほど減衰は顕著です。一般に、転がり軸受の損傷初期においては、数kHz以上と比較的高い周波数の振動を発しますので、軸受損傷を感度良く検知するためには、できるだけ軸受に近い場所に設置しましょう。

回転機械の状態監視診断のご相談は、是非弊所まで!

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