前回の補足として要因系統図を使用したトラブルシューティング(対策)のポイントをいくつか挙げますので、参考になりましたら幸いです。
①必要十分な要素であること
・複数の要素
・漏れなくダブりなく
・切り口が同じ(2面性:例えば、技術面と管理面)
②因果関係
上位(例えば一次要素)とその下(同二次要素)が因果関係にあり矛盾しないこと。
「○○(下位要素)が原因で△△(上位要素)に至った」という関係が成立すればOK。
③時間軸
②と関連しますが、最終事象は最も新しく、下位の要因ほど古い時間になります。
逆になっているケースをよく見かけます。
④自責の視点
仕組みの改善を対策に落とし込むのが目的なので、必ず自責の視点で。
但し、心理面を追求しすぎると「注意する」が対策になったりするので好ましくないです。
いざ系統図を作ってみると、いろんな切り口で展開できるので難しい面がありますが、とにかく「対策を取る」ことを念頭に置くことが一番大事なポイントかと思います。