【設備管理という仕事の魅力】

「保全部門は褒められる機会が少ない」とよく言われます。
「運転できるのが普通であり当たり前」との風潮から、そのような見られ方をされがちです。

モノ作りを生業にすることから生産部門は常に注目される存在であり、一方、保全部門はいわゆる間接部門で、あまり日の当たらない存在(良く言えば、縁の下の力持ち的存在)として扱われるケースが多いのではないかと思います。

そうなると心配になるのが保全部門で仕事をするメンバーのモチベーション。組織を預かるマネージャー、いやリーダーとして、設備管理という仕事の魅力についてよく考えて、メンバーに語ることで、組織に価値をを与え、重要感を共有したいものです。

人間の本質として、幸福感を感じる場面の一つは「自分で選択して決められること」かなと思います。自分で選んだ仕事ができている人は、活き活きとした人生を送るケースが多い一方、希望する会社に入ったものの、望まない職場に配属されて不満を感じながら過ごす場合もあるかと思います。

設備管理の主な仕事は、設備に応じた保全計画を立てて実行することと、トラブル・故障が発生した際は適切に処置して、早急に生産に復帰させることです。いずれも自分たちの頭で考えて、複数の選択肢の中から最善と思われる方策を実行します。もちろん予算などの制約はありますが多くは「自分で選んで決められる」のです。そう考えると設備管理の仕事は楽しく、魅力的に映るのではないかと思います。

もちろん周りから褒めて頂ける機会が増えれば、より幸せを感じられること必至ですね。

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