腐食の原理・原則

「腐食は難しい」とよく言われますが、何事も原理をよく理解しておけば、周辺知識の吸収は劇的に高まり、応用力も向上します。

ということで、腐食の原理について。

腐食の原理となる反応は「電気化学反応」です。

つまり電気の流れを伴う化学反応で、身近な例で言うと電池はこの原理を利用したものです。

繰返しになりますが「電気が流れる」が重要なポイントです。

水やエタノールは電気をよく通す性質がありますが、ヘキサンなどの有機溶媒や油などは電気を通しにくい物質として知られていますね。

従って、例えば同じ鉄でも水の環境で使えば電気化学反応を起こしやすいため腐食して錆びますが、有機溶媒の場合は反応を起こしにくいため、錆びにくくなります。

続きは次回をお楽しみに!

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