設備管理 【トラブルシューティング②~思考の深さ】 前回例に挙げましたように、例えば回転機械の突発故障トラブルは、「軸受が破損した」などの故障物理現象と、「故障の検知ができなかった」という二つの要素が揃って発生します。 トラブルシューティング、つまり再発防止にあたっては、これらの要素それぞれ... 設備管理
設備信頼性 トラブルシューティングの基本 プラントに代表される装置産業において設備トラブルはつきものですが、経営者から担当者までのあらゆるレベルにおいて「避けたい」「予防したい」と考えているのは当然でしょう。 不幸にして設備トラブルが発生してしまった場合、まずは迅速な復旧と再稼働に... 設備信頼性設備管理
設備診断技術 【仕事は精度とスピードのバランスが大事~回転機械の振動解析の場合】 「時間はお金より大事」とよく言われますが、それを強く意識して生きている人はどれほどでしょうか?(意識しすぎも精神衛生上良くないと思いますが…)とりわけ仕事の場合は、かけた時間に対するアウトプットは「生産性」として会社の利益の多寡に直結します... 設備診断技術
セミナー セミナー告知 今年も三重県産業支援センター様より、厚生労働省地域活性化支援プロジェクトの一環として、化学プラント設備管理をテーマとした講演のオファーを頂きました。開催は12月なので少し先になります(日程は未定)が、対面とオンラインのハイブリッド開催が決ま... セミナー
設備管理 【腐食事故防止と腐食コスト②】 前回の記事でお話しました通り、普通鋼は朽ちていく宿命にあります。従って維持管理のためのコストが発生します。 ここでは、下記①+②を「腐食コスト」と定義します。①腐食対策に投じられた設備投資額: 耐食材料、塗料、表面処理、防錆剤、防錆油、電気... 設備管理
設備管理 【腐食事故防止と腐食コスト①】 高圧ガス保安協会の統計によると、高圧ガス製造事業所の災害原因の約20%は腐食管理不良で全体のトップを占め、近年その傾向に変化はありません。やはり腐食対策は設備管理上の最重要課題の一つと言えます。 普通鋼の場合、放っておけばやがて錆びて酸化鉄... 設備管理
設備管理 【状態基準保全(CBM)の難しさと今後の展望】 状態監視保全は、故障率曲線、いわるゆバスタブカーブで言う「摩耗故障領域」に差し掛かった段階で分解整備などを行う保全方式で、設備寿命を全うできる、判断の属人化防止などのメリットが挙げられます。その考え方は1970年代からありましたが、時間基準... 設備管理
技術士 【技術士合格発表】 昨日は技術士二次試験の合格発表日でした。新たに2,690人の方々が技術士の登録を受けることになりました。本当におめでとうございます。合格率は対受験者比11.8%(対申込者比9.1%)という昨年度同様の狭き門でした。 私の場合は、2011年3... 技術士
設備管理 【状態監視がもたらす利益】 製造業として最も困る事案の一つとして、予期せぬ設備トラブルによってプロセスやラインが停止することが挙げられます。またそれが長期に渡ったり、頻発(いわゆるチョコ停の繰り返し)すると生産計画は崩れ、予算の達成が困難となるばかりでなく、顧客が離れ... 設備管理
設備管理 【回転機械の振動による状態監視の落とし穴⑤】 前々回2/12の投稿で「故障のしやすさを評価するには、変位ではなく速度で評価すべし」との主旨でお伝えしましたが、一方でポンプメーカーから提出される性能試験成績書の中には、特に古い設備においては、「変位」で評価されている場合があります。 その... 設備管理