【リスク対応の考え方】

もうすぐ冬至を迎えますね。
朝晩の気温もグンと下がり冷え性の私には辛い季節です。

一時期に比べるとクマ被害の報道は減ったように感じますが、出没に注意する日々が続いています。今日はクマ被害のリスク対応について触れてみます。

前回述べました通りクマリスクは受容レベルを超えていますので、何らかのリスク対応が必要と考えられます。以下に代表的なリスク対応として4つ挙げます。

①リスクの回避
クマと人の生活エリアを完全に分断させる、クマを絶滅させるなど、クマと人間が絶対に出会わない処置、ということになりますが、非現実的で、ほぼあり得ない対応ですね

②リスクの低減
クマを人里に近づけないよう柿の木を伐採する、わなによって捕獲するなどにより個体数を減らす、クマが出そうな場所に行かない、などすでにいろんな取組みがなされていますね。最も現実的なリスク対応と考えますが、受容可能なリスクレベルに抑えるのはなかなか困難ですね。

③リスクの移転
保険をかけて怪我に備える、といった類いです。経済的なリスクのみを保険会社と共有するものであり、この場合あまり有効とは言えないかもしれません。そもそも怪我で辛い思いをしたくないですから。

④リスクの保有
受容できるリスクレベルと評価されれば、ただちに対策を取る必要はなく、リスクを保有することを可能とするものですが、クマリスクはそもそも受容不可ですので論外。

まとめますと、クマ被害に対する効果的かつ実現可能なリスク対応は「”リスクの低減”によって被害数を減らすこと」ということになるでしょうか。あとは他力本願ですが早く冬眠してくれることを願うばかりです。

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